卸売市場の役割About Wholesale Market

卸売市場の役割About Wholesale Market

卸売市場は
良質な生鮮食料品を適正な価格で安定して消費者に届ける
という重要な役割を担っています

大正時代以降、急激な人口増加などもあって食料の需給バランスが著しく狂いはじめ、一部に買い占めなどの問題も生じるようになりました。
このような背景のもと公設市場が各地に誕生しましたが、さらに効率的で高度な流通システムを整備する必要から、卸売市場が全国に整備されることとなりました。
現在の卸売市場には、国内はもとより世界中から多くの商品が集まります。そして卸売市場での取引(せり売りなど)によって適正価格で売買され、最終的に食卓や飲食店へと届けられます。
卸売市場は、多種、大量な商品の安定流通のため、公共性の高い重要な役割を担っているのです。

市場が担う主な4つの機能

  1. function
    01

    大量の商品の
    集荷機能

  2. function
    02

    適正な
    価格形成機能

  3. function
    03

    販路の提供及び
    商品の荷捌機能

  4. function
    04

    情報の集約機能

市場での取引方法
(せり売りと相対取引)

市場での商品の売買方法は、主にせり売りと相対取引で行われており、
この売買方法により大量の水産物を安定した価格で効率的に流通させることができる仕組みになっております。

せり売り

売り手が複数の買い手に対して商品を競争させ、最も有利な価格を申し出た相手に対して販売を行う取引方法で、需要と供給の関係が価格に影響を与えます。

相対取引

売り手と買い手との協議によって価格、数量その他の条件を決定し売買する取引方法で、需要と供給の関係に大きく影響を受けず安定価格・安定供給を行うことができます。